視覚障害者の自宅における環境構築と帰宅時の行動調整
自宅は、環境のつくり手=住まい手となる特別な環境です。自宅を対象に、環境構築の工夫と行動調整の特徴を合わせ鏡のようにみることで、視覚障害者の触覚を中心とした空間認知を明らかにすることを目的としています。
視覚障害者の自宅における環境構築

視覚障害を持つ友人たちのご自宅にお邪魔し、家具配置と物の配置の特徴を調査しました。
平井百香, 佃悠, 小野田泰明:視覚障害者の自宅内環境と移動・探索行動に関する考察 視覚障害者の空間認知行動に関する研究 その1, 日本建築学会大会学術講演梗概集, 2017 にて成果発表
視覚障害者の帰宅時の行動調整


人は誰でも、帰宅後に電気をつける、カバンを置く、手を洗うなどの行為を行い、ある場所に落ち着くまでのルーティーンがあるはずです。
この研究では、視覚障害者の習慣的行動に着目し、一連の行動の中での接触動作の特徴や変化を明らかにしました。
身体のどの部位を使って何に接触するかや、手の形の変化などを細かく分析し、視覚障害者は接触パタンを循環させながら空間を認知していることを明らかにしました。
成果は以下の論文にまとめています。
平井百香, 小野田泰明, 佃悠:視覚障害者の帰宅時の行動調整からみた空間認知, 日本建築学会計画系論文集, 88(812), 2682-2692, 2023
https://doi.org/10.3130/aija.88.2682